勝てない楽天、怒る三木谷 | 大学院生の読書生活

勝てない楽天、怒る三木谷

楽天勝てませんね。
ま、あの戦力じゃ仕方ないでしょう。
だって、戦力外の面子が主力なんですから。
プロの世界は、そこまで甘くないって事ですね。

さて、オーナーのミッキー事、三木谷が不満を漏らしてるようですね。
でも、それは筋違いじゃないのかな?

昔、ポケットマネー10億出して、選手取るなんて言ってたけど…
やってないじゃないの。
オーナーは金出しとけばいいんです。
それっくらいの余裕ないと、下が動揺するだけですから。

そういう光景をまた歴史にあてはめてみたくなった訳です。
日露戦争の時、乃木軍(第三軍)が旅順要塞攻略に多大な被害を出しました。
もちろん、司令官である乃木将軍を更迭しろという声が高まりました。

でも、満州軍総司令官である大山巌はそれを押さえ続けました。
その理由は、更迭する事によって、士気の喪失を招く事を恐れたからです。
考えようによっては、更迭して優秀な指揮官を送り込むというのも一つの手段です。
ただ、指揮と統帥として考えると、周囲に優秀な人材を派遣すれば済む訳です。

結局は、総参謀長の児玉源太郎が現地に赴き、処理して決着しました。
司令官に任命した以上は任せるという事を徹底した訳ですね。
ただ、それを悪く解釈すれば、何でも独断で決められるという事になって、
太平洋戦争は収拾がつかなくなったという事もあり、そういう部分はちゃんと
学ぶ必要ありますね。

さて、ここで楽天の話に戻ります。
ミッキーは、GMにキーナート、監督に田尾を任命しました。
だから、ミッキーが大本営で、キーナートが総司令官、田尾が現地指揮官って感じになります。

今、現場は物資(選手)が極端に不足して勝てません。
指揮官たる田尾は、ベテラン起用で乗り切ろうとしてますが、上手くいきません。
それを見てたミッキーが、若手を使えばいいじゃないかと言います。

まず、そこが問題。
ミッキーは、戦術については、キーナート→田尾に一任するべきです。
それができなかったら、最初から任命しなければいい。
それか、二人とも更迭すべきでしょう。

ミッキーがしなければならない事は、物資(選手)を現場に送り込む事です。
後は、現場がその物資を活用して戦えばいいという事になります。

再三になりますが、あんな戦力で勝てる訳ないんですって。
巨人の場合、堀内の責任は問われて当然ですが、楽天は欽ちゃんが監督したって似たようなもんです。
関川や飯田で勝とうなんて、竹やりで航空機落とすみたいなもんですから。